3月22日に台北流行音楽センターでコンサート《SWIRL 漩・渦》を開催するØZI。デビュー以来、数々の優れた楽曲を発表してきた彼が、前作ミニアルバム《ADICA》から2年ぶりに、新たなフルアルバム《SWIRL》をリリース。言語や文化の垣根を越えた楽曲が揃った作品となっている。

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今作《SWIRL》には、落日飛車、9m88、The Crane、Gummy B、Karenciciとのコラボはもちろん、ラップグループDigi GhettoのメンバーASEN、韓国のアーティストJay Park（パク・ジェボム）、GroovyRoom、そして日本のヒップホップアーティストJP The Wavy、AWICH、MFSらとの豪華な共演も実現している。

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アルバム《SWIRL》を聴くと、まるでØZIが音楽雑誌の編集長になったかのような印象を受ける。それぞれの楽曲は綿密に企画されたコラムのようで、参加アーティストは寄稿者。ØZIの音楽的美学を軸に、一曲一曲がまるで新たな章をめくるような展開で、多様なスタイルがありながらも全体として統一感を保っている。

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前作《ADICA》がロック調や内面の暗さを探る作品だったのに対し、《SWIRL》はØZIにとって魂の解放のようなアルバム。彼は「このアルバムを制作する過程で、“やりたいことをやる”という状態がとても楽しかった。自分の美学を信じて、アルバム全体の聴き心地を貫いた」と語っている。

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また、今作ではアーティストという立場だけでなく、プロデューサーとしての視点も色濃く、まず楽曲自体を作り、その曲の雰囲気に合ったボーカリストを選んでいったという。これにより、各楽曲がベストな表現へと昇華された。

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例えば、韓国のJay ParkとGroovyRoomとコラボした〈EFFORTLESS〉は、「 effortlessにカッコよさを見せる」というテーマを持ち、自信と魅力を存分に表現した楽曲。完成後、ØZIはすぐに理想のコラボ相手としてJay Parkを思い浮かべたという。二人の声の相性は抜群で、それぞれの個性が際立っている。

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また、日本のJP The Wavy、AWICH、MFSと共演した〈PRE55URE〉は、ØZIが2023年にデモを完成させていた楽曲。「これまでの自分の作品とはまったく違う感触で、聴いているうちに日本のサブカルやアンダーグラウンドパーティーのような映像が頭に浮かんだ。だからこの3人に声をかけて、曲の世界観を完成させたかった」と語っている。

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そのほか、《SWIRL》には落日飛車とのレトロなサイケデリックチューン〈SEX TAPE〉、9m88とのソウルジャズ〈BLEU〉、KarenciciとのオルタナティブR&B〈RE-UP〉、ASENとのR&B〈EEEASY〉、The CraneとGummy Bとの共演曲〈FINAL FINAL FINAL〉など、多彩なジャンルと文化が融合している。

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ØZIのデビュー当初からのテーマである「インターナショナル」な方向性も、《SWIRL》では明確に表現されている。彼は言う：「“インターナショナル”って言葉は曖昧だけど、単に“海外に出る”という意味ではなく、言語や文化を超えて音楽が伝わるかどうかが大事」。その考え方は〈PRE55URE〉や〈EFFORTLESS〉のような曲に如実に表れており、国際市場に合わせることなく、多国籍なアーティストたちの共鳴を生み出している。

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2018年のデビュー作《ØZI: The Album》以降、《PEDESTAL》《ADICA》と作品を重ねてきたØZIは、《SWIRL》についてこう語る：「デビュー作が金曲奨にノミネートされて以降、短期間で本当に多くのことを経験し、音楽を作る原点を見失った時期もあった。でも今は、創作の喜びを取り戻している。《SWIRL》はその再出発の第一歩。次のアルバムでやりたいことも、もう決まってるんだ」。

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ニューアルバムのリリースに伴い、ØZIは2025年3月22日に台北流行音楽センターでライブ《SWIRL 漩・渦》を開催。アルバムが持つ音楽の渦に、観客を巻き込む一夜となるだろう。

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ØZI 2025 LIVE CONCERT《SWIRL 漩・渦》

会場：台北流行音楽センター

日時：2025年3月22日（土）19:30

制作：OZMD 奧曼音樂有限公司

主催：華納國際音樂股份有限公司、寬宏藝術経紀股份有限公司

チケット情報：寬宏チケット、Hi-Life、OK便利店にて販売中。