現代日本を代表するアーティスト大竹伸朗。2006年東京都現代美術館開催「全景1955-2006」以来となる16年ぶりの大規模回顧展。半世紀近くにおよぶ創作活動を一挙にご紹介します。最初期の作品から近年の海外発表作、コロナ禍に制作された最新作まで、約500点の作品が一堂に会します。小さな手製本から巨大な小屋型インスタレーション、作品が発する音など、ものと音が空間を埋め尽くします。
画家・現代美術家の井田幸昌の国内美術館での初個展。一貫して「一期一会」を自身の創作テーマとし、二度と出会うことのない「今」を表現する井田の、過去最大規模の展覧会を人生の始まりとしての故郷、鳥取県で開催。国内未発表作を含むこれまでの絵画作品、立体作品に加えて、絵日記のように日々を綴った“End of today”シリーズ、家族、友人、著名人をモチーフに描いた“Portrait”シリーズなどの代表作から最新の作品まで、約60点のラインナップで紹介します。
「もしも、うちの猫が人のように話したら?」そんな想像をしたことはありませんか。天保12(1841)年頃から、浮世絵師の歌川国芳は猫を擬人化したり、役者を猫にした作品を次々と発表していきます。本展では猫の擬人化作品と、それらを描いた歌川国芳を主軸に据えながら、江戸時代の擬人化表現の面白さに着目します。そのなかで、なぜ国芳の作品にかくも惹きつけられるのか、その魅力のありかを探っていきます。
アジアの美術館で初めてとなるアレックス・ダ・コルテによる本展覧会では、最近作を含めた全11点の映像インスタレーション作品などを紹介。圧倒される大型の箱型スクリーンに投影されるイメージは、実体も無く、コケティッシュでおかしいのですが、深く関わるほど心がかき乱されるような不思議な魅力があります。「新鮮な地獄」とは、視覚情報が押し寄せる中で、現代社会の消費文化を定義するようになった欲望と記憶と知覚の関係にも踏み込み、氾濫するイメージがもたらすものは何か、といった問いにも、私たちを向き合わさせます。
なま玉子やゼリーなど身近なモティーフを超写実的に描く上田薫(1928~)。独自のスタイルでリアルを極限まで追求した上田の初期から最新作までを紹介します。本展では、モティーフを拡大し超写実的に描いた油彩画はもちろん、大学時代のデッサンや初期の抽象絵画も展示。さらに本年描かれた最新作まで紹介し、スーパーリアリズムからは離れながらも多彩な表現を続ける上田の描くことへの飽くなき探求心と挑戦を感じることができます。
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